海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
海の恵みを食卓へ、美味しさづくりに想いを込めて
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その1)
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その1)

●はじめに

当コラムは、YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏と、八葉水産社員の本田が「食」についてのよもや話を座談会形式で話し合ってみたものです。中心となるテーマを基に美味しい食べ物や食の考え方、八葉水産の裏話や食に関する経験などをざっくりと話してみました。

第四回目となる今回のテーマは、「八葉水産の商品について」です。弊社製品の裏話などについて、小林氏と当社・清水、藤村、本田の対談をお送りします。今回は3部構成になっております。本記事はその1です。その2はこちらからご確認いただけます。

※次回更新予定日:6月19日(月)

こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その1)
▶YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏。
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▶八葉水産社員の本田。胃痛・腹痛がデフォルト。最近フォークリフトの免許を取りました。
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▶八葉水産社員の清水部長。経営企画室部長。ワークマンでキャンプ用品を見ている姿が確認されています。
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▶八葉水産社員の藤村係長。生産管理課所属。優しさ100%で構成されています。

●今回のテーマは…

今回は、
・消費者の方、コラムを読んでいる方が知りたいって思うことは何だろう
・八葉水産のユーザーが商品について気にしていることって何だろう

以上に着目し、製品情報の裏側が分かると安心して買えるのではという仮説から、生産部で品質管理の業務を行っている藤村さん(以下、一部  康喜さん)を招いた対談を行いました。

本田:今回八葉水産の製品についてお話していくにあたって、消費者の方が気にしていることを聞いてきました。
私はプライベートで、休みの日に練習のお手伝いをさせていただいているテニスのクラブチームがあるんですが、そのチームに所属している子供たちの保護者の方11名に、「八葉水産で扱っているような塩辛などの水産加工食品を購入する際に気を付けていることは何ですか?」という質問をしてきました。
それで、大多数の人から「あまり気にしていない」という回答がありました。
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▲アンケート結果
本田:「あまり気にしていない」と回答した方の中でも、「金額」と「パッケージデザイン」をよく見て買っているっていう人がかなりいたのと、原産国を気にしているっていう方が2名いらっしゃいました。

清水:中国産ってどうなの?っていう声があったと。

本田:そうです。中国産って聞くと購入を躊躇ったりやめたりしますっていう感じでしたね。その他の回答が着色料の有無を気にするといった方ですね。こちらも2名いらっしゃいました。「どうして気にするんですか?」って聞いてみたら、着色料は体に悪そうなイメージがある、着色料でごまかしているのはどうなんだろうと思ってしまう、着色料の影響で味が素材本来のものと違うものになっていそう、という回答をいただきました。

小林:うんうん。

本田:その他「製品の状態を見て選びます」っていう方が2名いらっしゃいました。色味、状態とかを見て色が悪く見えるものを避けたり、着色料がすごく使われていそうな色をしているものは避けますっていうような回答がありました。

清水:まとめると、
①金額・パッケージ重視
②原料の原産国、どこで作られているか
③着色料・添加物が入っているか
④商品の状態を見て検討する
④は製品の表示とかも含めてなのかな。

本田:そうですね。

●原料原産地のこと

清水:まず原料の産地が気になっているっていう話がありますけど、康喜さんどう思います?

藤村:お客さんから中国産についての問い合わせもあって、三陸産とか日本産の原料を使わないんですかっていうのも聞かれたりするんですけれども、めかぶは中国、韓国産のものを使っていることが多いんですね。弊社のめかぶ製品人気No.1の「めかぶ松前漬」も中国産の原料を使っています。去年も全国1位になった商品なんですけど。お客さんとしては産地もそうですが、やっぱり安くて早くてうまいっていうのが一番気にするところかなって思っていました。

清水:お客さんの心配事で、中国とかで生産されている製品は原料詐称とかが怖いというのがあるんですけど、これはどうなんでしょう?

藤村:弊社のめかぶの場合は、原料が中国で、中国でパック詰めしているものを使用しているんですけれど、これは常務が実際に現場に行って、視察して安全なものを購入しています。

清水:原料に関しては、弊社の場合は常務が現地に行って原料の状態を確認して、かつ原料の保存状態っていうのも明らかにして、丁寧に洗浄したものを使っています、と。
かえってね、国内産より海外産の原料の方が異物が少なかったりするんですよ。弊社の製品に関してはしっかりと管理してやっていますので、安心していただきたいなっていう所はありますよね。

藤村:そうですそうです。
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▲めかぶの選別の様子。しっかり異物を除去します。
小林:一概に国産だから安心とは限らない場合もあると思うし、何処の産地であろうと会社の基準のプロセスを経て、安心なものを提供しているというのが伝わればいいと思いました。

清水:この前ね、小林さんがおっしゃっていた、国内ですごい狭いゲージの中で育てられたり、すごいストレスフルな環境で育てられている鶏と、ブラジルの広井農場でのびのびと育てられている鶏、どっちがいいの?とかっていう話がありましたけれど。それって実際、原料がどのような状況で作られているかとか字面の情報だけで全部を判断するのはちょっともったいないと思うんですよね。

本田:なるほど。

小林:そうですね。やっぱり「どこで」だけではなくて、「どうやって」っていうところがかなり重要で。そこは消費者が想像しにくい部分ではあるので伝えていく事は重要ですよね。

清水:そうなんですよ。今ちょうどめかぶのシーズンで本田さんと私とで浜の方に行って漁師の方にご挨拶するときがあったんですけれど。生産者の方たちからすると、消費者に届くまでどういうプロセスなのかよくわからないっていうのが正直あって。

小林:あ~、うんうん。

清水:一方で、消費者側からすると、どうやって作っているのか分からない、っていうのがあるんですよ。生産者と消費者の間に立つ我々メーカーだから、どちらの声も聞こえるし、だからこそ発信していかなければいけないかなっていうのがありますね。
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▲めかぶ製品製造の様子
小林:重要なテーマですね。

本田:先ほどの話に戻りますが原産国を見てそれだけで判断しちゃうっていう方いらっしゃると思うんですよ。なのでやっぱり消費者の方に「安全ですよ」って主張するわけではないんですけど、生産の様子とかが伝われば安心して買っていただけるのかなという風に思います。

小林:うん、そうですね。

清水:パッケージの狭い範囲に全部の情報は入れていますけど。どんな人が作っているかとかどういう場所で作っているかまでは表現しきれないから…。

小林:そうですね、さっき藤村さんが言ってたような常務がチェックしてる様子とか、工場内での検査の様子みたいなのをワンシーンでもHPの今回の記事に載せれるようだったらいいなと思ったんですが。見せられるものがあればさっきの生産者の方にもね、理解していただけると思いますし。

清水:めかぶの生産の様子に関しては、どういう方たちが作っているかみたいなのは今本田さんが中心になって取りまとめているので、近日中に動画でちょっと皆さんに公開できるかなといった感じです。こうご期待ください!

小林:そうなんですね、楽しみにしてます!
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