海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
海の恵みを食卓へ、美味しさづくりに想いを込めて
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)

●はじめに

当コラムは、YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏と、八葉水産社員の本田が「食」についてのよもや話を座談会形式で話し合ってみたものです。中心となるテーマを基に美味しい食べ物や食の考え方、八葉水産の裏話や食に関する経験などをざっくりと話してみました。

第四回目となる今回のテーマは、「八葉水産の商品について」です。弊社製品の裏話などについて、小林氏と当社・清水、藤村、本田の対談をお送りします。今回は3部構成になっております。本記事はその3です。
 

こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▶YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▶八葉水産社員の本田。胃痛・腹痛がデフォルト。最近フォークリフトの免許を取りました。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▶八葉水産社員の清水部長。経営企画室部長。ワークマンでキャンプ用品を見ている姿が確認されています。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▶八葉水産社員の藤村係長。生産管理課所属。優しさ100%で構成されています。

●商品を無意識に選んでいる方へのメーカーとしての提案とは

小林:いままでの話ってどれもすごくお客様の疑問に対して具体的な回答になっていたと思うんですけれど、一番初めの4つの回答の内「あまり気にしていない」って結構含みがあるなと思っていて。

藤村、本田:はい。

小林:気にしていないとお答えされつつも、実は言葉にならない、無意識のところで気にして選んでいるはずなんですよね、多分。

本田:あ~、なるほど。

清水:多分全然気にしていないってことはないはず。

小林:そう!しいて言うなら「金額」「パッケージ」かなって思うんですけど。そういう気にしていないっていう人たちに選んでいただくために、何かほかに工夫できることだとか、八葉水産が心がけているところとか語れたら、更にPRになるんじゃないかと思うんですが、何かないでしょうか?

本田:保護者の方からは「全然気にしてない!」っていう感じの受け答えでありつつ、「でもパッケージが目を引くと買うかな」っていうのが最初に出てきた答えで。実はパッケージを重視してる感じなんじゃないですかね。

清水:パッケージを見てっていうことは、自分の琴線に触れるようなパッケージの商品を選ぶわけでしょ?

本田:そういうことですね。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▲いか明太子ぶっかけ
清水:その琴線が、「よりおいしそうに見えている」から買うのか、それとも「自分の家の冷蔵庫にあったら幸せだな、食卓に置いてあったら幸せだな」っていうイメージで選ぶのか。いろんな基準があると思うけどね。あと僕が気になった「あまり気にしていない」っていうのって、スーパーマーケットの方との対談っていうのも小林さんに以前コラムで書いてもらったけれど。自分のよく行くスーパーに置いてあるかどうかっていうのは1つの基準になっていると思うんですよね。

本田:あ~。

小林:自分にとって買いやすい環境というか、便利かどうかってことですよね。

清水:あとは他の商品との兼ね合い。このスーパーに行ったら必ずこれは買えます、っていうのがやっぱりあるじゃん。このスーパーはお肉が安いからお肉を買おうとか、飲み物が安いから飲み物を買うとか。

本田:ありますね。

清水:けど毎回同じものを買うわけではなくて、例えば3000円っていう予算があったら2500円は同じの買うけど、500円分はその場で見たものを買ったり出会ったものを買ったりしちゃうと思う。その時、出会ったものって何にビビっときて買うのかっていうのの一つがパッケージではあったりするんだと思う。

小林:うんうん。

清水:自然体でスーパーに行って商品を見つけている方々に、メーカーとしてできることって何なの?って言ったら、やっぱりどこでも手に取れる、自分の家の近くの販売している店で手に取れるっていうのが1つメーカーとして目指すべきものなのかなって。利便性や安心感につながったりするんじゃないですかね。

小林:そうですね、確かに。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▲スーパーでの買い物
清水:でもどこでも売ってるものって皆あんまり惹かれないこともある…(笑)。

小林:あ~。でも目にする回数が多いほど信頼度は何となく高まっていく気はしますよね。「あ、ここにも八葉水産あった」みたいな。

清水:他の例として、今日は豚肉をメインで買おうってなったときに、売り場の横とかに「これが豚肉に合う野菜です」とか「合う調味料です」とかあったらなんとなく買っちゃおうかなってなるじゃん。

本田:はい。

清水:康喜さんどうです?

藤村:そうですね…。いつも買い物をするところに商品がおいてあればお客さんに信頼してもらえると思います。あとはやっぱりさっき清水部長が言っていたように、例えばカツオの隣に山芋を置いたりだとか。商品の置き場所によって売り方も変わってくるのかなと私も思いました。

清水:発想力だとかひらめきみたいな部分も売れる要素だと思いますよね。そういう提案の仕方をしないといけないんだろうな。

小林:すごい思います。買い物にのんびり余裕を持っていくときもなくはないですけど、大体は忙しく行く人が多いと思うので、その考える余裕がない方にパッとひらめきというか、今日の食卓とか今週末のごはんにとか分かるような提案は必要かなとは思います。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▲カツオの山かけ
本田:あ、そうだ。パッケージを重視しているっていうお母さん方の中に、アレンジレシピ、小林さんに作っていただいているものが結構ホームページにもあるんですけど、ああいうのがQRコードを読み込むとすぐに表示される、みたいなのがあると「今日のおかずこれにしよう」って買いやすいかもっていうご意見をいただきました。

清水:なるほどね。家にあるもので簡単に作れますとか、これとこれを混ぜるだけみたいな。

小林:うんうん。本田さんが聞いてくださったお母さん方は結構そうやってQRコードが載っていたら読み込む派ですかね?

本田:そうですね。結構皆さんスマホを使いこなしているような方ばっかりだったので、すぐに読み込んでみるってなるんじゃないかと思います。QRコードがあったらすぐ読んじゃうっていう風に仰っていましたしね。

清水:商品に対して安心しているから購入するとは限らないんだろうね。

小林:うん。金額、パッケージ…。

清水:お客さんに対してイマジネーションっていうか想像力を掻き立てるような商品って、一つ我々メーカーとしてやるべきことなのかもしれないですね。

小林:うんうんうん。そういう意味では八葉水産の商品はアレンジレシピがパッケージに何個か載っているものが多いですよね。

清水:味が分からないからな、塩辛って。外見だけではやっぱり判断できないから。食べ方の提案は続けていきたいですね。

小林:そういえばパッケージの話で、スタンドパウチタイプと3段パックの両方製造されていると思うですけど、今どんな比率で作られているんですか?

清水:9:1ですね。9が3段パック。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.4 テーマ「八葉水産の商品」(その3)
▲スパウトタイプのいか塩辛商品
小林:9割が3段タイプ。そしたらスパウトがもうちょっと浸透していくといいんですかね。

清水:う~ん、まあ両方ともニーズがあるんですよね。ある家庭だとスパウトの方が良いっていうし、ある家庭だと3段の方が良いっていうのがあるし。お客様のニーズに応え続けるっていうことの複雑さではありますよね。

●今回のまとめ

清水:今回は色々な質問がありましたね。原産国の話、添加物の話。実際添加物不使用が良いですとか原料全部国産が良いですというニーズのお客様もいるんです。そりゃあ国産のすうるめいかを100%使用した塩辛とかを作ったら味の深みとか全然違いますけどね。要望に全て応えたうえで、市場に適合する製品をお客様の手の届く価格で提供するってなるとすごい難しいと思う。

小林:うんうん。

清水:日持ちが2、3日しないようなやつであれば無添加で作ることは可能だと思います。塩と腑だけの本当の塩辛ですね。でも、お客さんの手元に届くまでの時間を考えると日持ちが2、3日っていうのは厳しい。

清水:こちらを立てればあちらが立たず。加工食品が市場に出回っている形ってどちらかを立てるとどちらかが立たない、みたいなのをずーっと繰り返してきて今こうなっていると思うんですよ。
新しいパッケージのスパウトタイプの製造比率が1割しかないのも、ニーズがどれくらいあるのかっていうのは、まだ検討って感じですかね。

小林:はい、すごく良かったと思います。食品メーカーの対談って感じになって(笑)。そういえば開発の方は今どんなペースでやっているんですか?八葉水産は新商品がすごく多いイメージがあるので。

藤村:清水部長に手伝ってもらって今色々進めているところですね。

清水:康喜さんすごいですからね、今商品開発用の専用機をもっていますからね(笑)。

小林:専用!

藤村:違うんですよ!使っているのが私なだけで皆使えるやつなんです。

清水:やっぱり会社で偉くなるもんですね(笑)。

藤村:違うんです、本当に皆使えるやつです!

小林・本田:あははは(笑)。
MENU

TOP
海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
商品づくり
レシピ
お知らせ
八葉水産について
お問合せ
オンラインストア