海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
海の恵みを食卓へ、美味しさづくりに想いを込めて
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.3 テーマ「レシピ裏話」(その3)
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.3 テーマ「レシピ裏話」(その3)

●はじめに

当コラムは、YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏と、八葉水産社員の本田が「食」についてのよもや話を座談会形式で話し合ってみたものです。中心となるテーマを基に美味しい食べ物や食の考え方、八葉水産の裏話や食に関する経験などをざっくりと話してみました。

第三回目となる今回のテーマは、「レシピ裏話」です。ホームページに掲載中のレシピについてのこだわりなど、小林氏と当社・清水、本田の対談をお送りします。本記事はその3です。その2はこちらからご確認いただけます。

※次回更新予定日:4月15日(土)

こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.3 テーマ「レシピ裏話」(その3)
▶YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.3 テーマ「レシピ裏話」(その3)
▶八葉水産社員の本田。画像は経営企画室メンバー作。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.3 テーマ「レシピ裏話」(その3)
▶八葉水産社員の清水部長。経営企画室部長で本田の上司。画像は経営企画室メンバー作。

●何を作るのかではなく、どう作れば楽で作りたくなるのか

小林:この前の炊き込みご飯にしても、簡単さが今一つ伝わらないのであれば、動画を撮るっていのもいいですよね。

本田:そうですね。料理へのハードルを下げるっていう意味では動画とかだと伝わりやすいと思います。

清水:うんうん。そうだな、なんかちょっとレシピについて話してみたものの、今の世の中だと何を作ればいいか、のレシピっていうよりはどう作ればいいか、どう作ればもっと楽に料理ができるのか、楽しくなるのかっていうそっちの方があっているのかもしれないですね。今時間がないとか料理をした経験がない人が増えているから。

小林:何を作るかだとお誕生日の人がいたらその人の好きなものを作るとかってなりますけど、そういうことがない場合はいかに楽に作るかっていうどう作るかの方が重要そうですね。
なんだかちょっと深い話になりそうな気もします。

清水:ハードルって知らない間に高くなっているのかもしれませんね。

小林:それなら消費者に「楽」を伝える。楽っていう入口なんだけどちゃんと食卓を囲めるレシピというか。そういうのを伝えていけたらいいですね。

清水:実際ね、本田さんの同期にも料理しないっていう人いますもんね。

本田:いますね。
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▲本田の同期のYさん
清水:結構今の八葉水産の20代の若手の社員とかも「惣菜買いますね。」っていう人増えてますね。素材買って料理しますというよりは「惣菜買った方が安くて早くて美味しいです。」というような。

本田:分かります。

小林:頑張らなくていいんですよ。でも、もし頑張らなくても惣菜より楽だったとか、安かったということがあればそっちをとる場合もありますよね。きっと。

本田:一回作ると大体の作業の流れとか時間が分かるのでもう一回作りやすいっていうのはあります。
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▲温野菜サラダ。切って煮るだけ10分で作れました。
清水:我々も食品メーカーで色々な提案を考えていかなければいけないんですけど、改めて食卓をどう作るのかっていうのはちゃんと考えていかなければですね。コラムの内容としていいのかなって気はしますが(笑)。

小林:いい対談になっているかと。ここまでの話を踏まえると、惣菜が加工品の競合になりつつあるという感じですかね。

清水:そうですね。実際、今スーパーでも惣菜と冷凍食品っていうのが非常に売り上げとしては調子がいいみたいです。品物も色々あるから飽きないですしね。

小林:昨日、某雑貨店に行ったんですけど。日用品よりレトルト食品と即席スープとかフリーズドライ食品の棚がすごいて。感覚的には売り場の4分の1くらいありましたかね。

清水:惣菜とかレトルトとか冷凍食品の棚が充実しているのを見ると、お家で料理をするという行為自体が変わってきているのだろうと思いますね。

本田:うんうん。

清水:茹でるだけとかレンジでチンするだけっていうのがやっぱりメインになってきているっていうのがあるんでしょうけどね。

小林:ほんとその変化に対応していく必要ありますもんね。

●手間をかける贅沢

清水:一方でキャンプみたいな文化もあるわけじゃないですか。切って煮て直火で調理するっていう。自分たちで素材から調理するとか外で温かいものを食べるっていうのがある意味贅沢だと。ここ数年増えているじゃないですか。そういうニーズもある。

小林:ちょっとニーズを整理するとすごく見えてくるかもしれませんね。一方でもうちょっと食育みたいなところも学校教育の一部とかでもあったりするわけですね。

本田:うんうん。
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▲キャンプ
清水:そうだ、最近面瀬中学校っていう気仙沼の中学校の総合学習で担当させていただいていて。3年間くらい面瀬中学校の1年生とコラボしてやらせていただいていて、今年はレシピ開発とそのプロモーションっていう内容でやったんですね。37名位いるんですけど、60品位レシピを作ってくれたんですよ。つまり一人2品位レシピ提案してくれて。途中で先生がおっしゃっていたのが、今まで包丁を握ったことがない子とか、ガスコンロの使い方が分からないっていう子もいたと。

本田:へえー!

清水:まあ中学校一年生なので、それが初めての体験だろうという子もいるんだろうと思ったんですけど、そういう子が何か新しいことに挑戦して「すごい楽しかった」っていうことを言ってくれていたんですね。結果として人数以上のレシピが集まりレシピ本みたいなのも作ってくれたんですけど。自分で食べるものを自分で調理して、四苦八苦しながら色々な工夫して作るって本来的にすごい楽しい行為だしクリエイティブな行為ではあるんですよね。



その4に続きます。その4はこちらからご覧いただけます。
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