海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
海の恵みを食卓へ、美味しさづくりに想いを込めて
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.2 テーマ「食への考え方」(前半)
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.2 テーマ「食への考え方」(前半)

●はじめに

当コラムは、YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏と、八葉水産社員の本田が「食」についてのよもや話を座談会形式で話し合ってみたものです。中心となるテーマを基に美味しい食べ物や食の考え方、八葉水産の裏話や食に関する経験などをざっくりと話してみました。

第二回目となる今回のテーマは、「食への考え方」です。普段の食生活や食についてのこだわりなど、小林氏と当社・本田の対談をお送りします。
今回は前半・後半に分けての掲載となります。こちらが前半です。

※次回更新予定月 3月

こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.2 テーマ「食への考え方」(前半)
▶YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.2 テーマ「食への考え方」(前半)
▶八葉水産社員の本田。画像は経営企画室メンバー作。
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.2 テーマ「食への考え方」(前半)
▶八葉水産社員の清水部長。経営企画室部長で本田の上司。画像は経営企画室メンバー作。

●新年のごあいさつ

本田:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

清水:こんにちは。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

小林:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

清水:めかぶの入札の説明会が入っちゃって、これから漁協に行ってこなきゃいけなくなっちゃって…。すみません。

小林:大丈夫です。また明日が会議(※1)だったと思うので…。また明日、よろしくお願いいたします。

清水:よろしくお願いします。では失礼します。


さて、清水部長が良いめかぶを競り落とすことを願って、ここから今日の対談のスタートです。

●普段の食事で気を付けていること

 本田:今回のテーマが食への考え方ということで。食事の頻度だったり、食べものへのこだわりや、自分にとって「食」とか「食べること」とはみたいな観点があると思うんですけれども、小林さんが普段食事をする際に気を付けていることはありますか?

 小林:私は忙しくなると自分の食事が結構乱れがちなんですよ。それをどうしたらいいのか悩んでいた時に、友人の管理栄養士に相談したら、とにかくご飯とみそ汁でいいから食べるといい、と。

 本田:なるほど。

 小林:野菜たっぷりの具沢山みそ汁にして、ご飯をとればまずは最低限大丈夫だからと。その際にご飯は一食あたり何グラムくらいとアドバイスをもらったんです。毎日の中で、何を作ろうか考える時間が無くなって、楽になったんです。それからご飯とみそ汁のシンプルな食生活を取り入れるようになりました。

本田:毎食きっちりとるのは結構大変なのは実感しているので…。なるほど、みそ汁とご飯ですね。

小林:はい。案外寂しくなるかなと思ったらみそ汁の具を多くしたり、白いご飯を炊き込みご飯に変えるだけで結構満足感が得られることが分かって。おすすめです。

本田:ちなみに炊き込みご飯はどういったものを作ったりするんですか?

小林:実は八葉水産のめかぶともずくをそのまま炊き込んだりしてるんですよ。

本田:そのままですか?

小林:はい。カップの汁ごと。あとはお好みで胡麻とか醤油とかを入れて。

本田:ちょっと気になります。

小林:来月のレシピでもいいかもしれませんね。めかぶとか、もずくを炊き込むと、風味が出て食感も足されて結構おいしかったです。

本田:めかぶの炊き込みご飯だと結構シャキシャキした感じが残ってそうで美味しそうですね。
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▲めかぶの炊き込みご飯
小林:本田さんは、食生活はいかがですか?

本田:私ですか!私は結構頻繁におなかを壊してしまうので…。

小林:前に言ってましたね。

本田:油物はあまりとらないようにするっていうのと、冷たいものをとらないようにするっていうのは気を付けています。

小林:うんうん。どういう時におなか壊すっていうのは大体自分でわかっているんですか?

本田:そうですね。大体焼肉食べた後だったりとか。あとラーメンが好きでよく食べに行くんですけど、油が多めのこってりしたのを食べるとおなか壊しがちです。
でもおなかを壊すと分かっていても美味しいものが食べたいときはあるので、おなかを壊すのを覚悟で食べに行きます(笑)。あとは結構面倒くさがって食事を抜きがちなので、できるだけ一日一食はちゃんとしたものを食べるように気を付けています。
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▲最近食べたラーメン
小林:最初からすごい突っ込んだ話になるかもしれないんですが、私も食事を抜いたりしちゃうんですよね。3食必ず食べないといけないかっていうとそうじゃないと思うんですよ。

本田:そうなんですか?

小林:基本はおなかがすいているときにしっかり食べる。で、おなかがすいていなければ多分無理して食べる必要は無い気がしているんですよね。

本田:あー、なるほど。

小林:何時に食べるというよりは、体が欲しているかどうかに耳を傾けるのが大事かなと。例えばおなか壊しているときに無理に食べる必要は無いですし…。ただ水分はしっかり摂った方が良いと思います。

本田:必ず食べなければいけないというよりは、おなかすいた時に食べる、の方がプレッシャーというか義務感が無くて食事を楽しみやすくなるかなとは思います。

小林:そうですよね。食事に義務感を感じるのは何か悲しいですよね。

●食材へのこだわり

本田:小林さんは何か食べるものへのこだわりとかはありますか?国産じゃなければ嫌だ、とかこれだけは食べたくない、とか。

小林:そんなにないんですけど、私は小麦を食べすぎると体調が悪くなるので、お米を選ぶように気を付けています。

本田:パンとかも食べすぎると体調崩してしまう感じですか?

小林:そうなんですよ。一日とかなら大丈夫ですけど、もし一週間とか続くと不調が出るんです。そんな時はお米を食べるようにしています。

本田:お米だとおかずと合わせやすくておいしかったりしますもんね。
   一番お米と合う!っていうおかずとかありますか?おすすめのものがあればお願いします。

小林:やっぱり味のしっかりしているおかずとかたっぷり具の入ったお味噌汁とかが一番合いますよね。

本田:みそ汁いいですよね。聞いているうちに食べたくなってきました。
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▲具沢山のおみそ汁
本田:会社の食堂に"塩分の過剰摂取を控えましょう"といったポスターがあって、漬物は一日これくらいまでならOKとか結構細かく書いてあるんですけど、改めて考えると普段の食事って結構塩分が多かったりするのかなって思います。

小林:そうですね、これもいろんな考え方があると思うんですけど、塩分を控えた方が良い人と、気にしなくていい人がいて、健康な方であれば塩分を摂ってもちゃんと体が排出する能力が備わっているのであまり意識しすぎなくていいのかなと思ってます。しょっぱいものを食べたら自然と水を飲みたくなるじゃないですか。

本田:そうですね。知らず知らずのうちに結構調節できているってことなんですかね。

小林:それと、塩分の摂りすぎは体に悪いから減らすという事とは別として、塩分が少なくて美味しい味ってありますよね。お出汁がきいているとか。スパイスが効いていたり、あとは魚などはレモンを絞ると味が濃く感じますもんね。そういう調理法は大切にできればいいですね。

本田:なるほど。しょっぱいものじゃなくても美味しい味付けってありますもんね。

小林:まあでも、塩分だけじゃなく糖分も、油分も、なんでも本当は気を付けたいんですけど、あれこれ気を付けすぎると食事がつらくなるじゃないですか。だから自分の体に聞く機会っていうか、「自分の体まだ大丈夫かな」とか「今ちょっと辛いかな」みたいなのはセルフチェックっていうか、感じ取る力は大切かなって思いますね。
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▲八葉水産の食堂に掲示中の減塩ポスター
●安全性って何だろう
本田:ところで、スーパーなどで外国産のお肉が安いのは見かけるんですけれど、外国産と国産で大きな違いってあるんでしょうか?

小林:いろんな考え方あると思うんですけど、外国産か国産かということの他に、豚・牛・鶏がどんなえさを与えられてきたかとか、どんな飼育環境だったかとかもお肉の質に関係すると思うんですよね。

本田:あ~、はい。

小林:国産でも過酷な状況で生きてきた豚・牛もいれば、海外の広いところで悠々と育ってきた豚・牛・鶏もいるわけですよね。外国産と国産のどちらがいいのか、という単純な話ではない気がします。

本田:なるほど。

小林:消費者は、食べものの背景を考えたり、想像したり、調べることが問われているのかなと思いますね。

本田:おー…、すごい深いですね。普段スーパーに行って値段だけ見て買っていたので恥ずかしくなってきました(笑)。

小林:一方で、人間の直感も私は優れていると思っていて、値段以外でも例えばお肉の色がすごく美しいピンク色なのか、くすんでいる赤色なのかってあるじゃないですか。どっちを選びます?

本田:それなら色がきれいな方を選びますね。

小林:そうですよね。見た目も大切なポイントになると思うし、基準をいくつか持てたら良いかと思います。それこそ先ほど清水部長がめかぶの買い付けに行かれたので、良い海藻の判断基準は何なのか聞いてみてもいいかもしれません。

本田:そうですね。普段現場で作業することもありますが、選別中はいいめかぶかどうかではなく、異物の有無でしか見ていなかったので、めかぶの判断基準について知るのも面白そうだなと思いました。

小林:確かに現場では異物を取り除くのが一番大切な仕事だと思うので、その時にそれ以外の事を考える余裕はあまりないかもしれません。でもこの機会に聞いてみてもいいかもしれませんね。
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▲めかぶの選別作業の様子
本田:話が戻りますが、食べものの匂いとかも結構判断基準になりますよね。

小林:匂いはかなり嘘をつかないですよね。

本田:腐りかけていて危ないものとかは匂いで判断している節があるので、匂い大事ですね。一昨日買った鶏肉があったんですけど、昨日調理しようとしたら匂いがおかしくて、あれ?ってなりました。しっかり加熱して調理しましたが今日は少しおなかが痛いです。

小林:正直ですね、体は。

本田:今度から匂いに気を付けて、おかしいなと思ったらやめるようにします。

小林:そういうの体験して分かることですもんね。

本田:そうですね。一回痛い目見てやっと懲りるので(苦笑)。





後半に続きます。後半はこちらからお読みいただけます。
※1:会議:月に一度小林幸さんと八葉水産社員で実施している、定例ミーティングのこと。このミーティングでレシピの決定やコラムの内容の相談をしています。
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