海の恵みを食卓へ美味しさづくりに想いを込めて
海の恵みを食卓へ、美味しさづくりに想いを込めて
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.5 テーマ「働き方について」(その2)
こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.5 テーマ「働き方について」(その2)

●はじめに

当コラムは、YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏と、八葉水産社員の本田が「食」についてのよもや話を座談会形式で話し合ってみたものです。中心となるテーマを基に美味しい食べ物や食の考え方、八葉水産の裏話や食に関する経験などをざっくりと話してみました。

第五回目となる今回のテーマは、「働き方について」です。八葉水産での働き方について、小林氏と当社・普入、三浦、横尾、本田の対談をお送りします。今回は2部構成になっております。本記事はその2です。その1はこちらからご確認いただけます。
 

こばやしとほんだのゆるっと座談会  vol.5 テーマ「働き方について」(その2)
▶YUKI FOOD DESIGN STUDIO 小林幸氏。
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▶管理部所属の普入さん。本田の同期。いつもニコニコでちょっと天然かつ元気いっぱいのお姉さん。好きな食べ物はじゃがいも。
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▶経営企画室所属の三浦さん。本田の同期。ツッコミ役を希望しているものの突っ込まれることの方が多いお姉さん。好きな食べ物はカリカリ梅。
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▶経営企画室所属の横尾さん。本田の同期。みんなのボケと悪ふざけに全力でノってくれるお姉さん。好きな食べ物は果物の不知火。
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▶経営企画室所属の本田。胃痛腹痛がデフォルトで、最近腰痛が追加されました。悪ノリするのがマイブーム。好きな食べ物はみかん。

●社外メンバー小林への質問

2年目の皆さんのステップアップぶりが伺えたので、私にも質問いただければと思います。

本田:小林さんに聞いてみたいこと、何かありますか?

1)「働いているときに意識していること」

本田:何に気を付けて仕事してます、とか、こういうことを達成したくて仕事してますみたいなのは何かありますか?

小林:あー。やっぱり関わってる仕事にもよるし、自分の時期によっても変わってきて…なんでしょうね。八葉水産は、2つ目か3つ目ぐらいの会社だったんですけど、まず入ってからすぐっていうのはあんまり色々意識できなくて、とにかくやらなきゃとか、どちらかというと本当に震災後の復興に携わるっていうイメージがすごいあったので、とにかく気仙沼のためになれたらとは思っていました、当時は。

小林:それですごい厳しいんだろうなとか思ってました。

小林:あとは、八葉水産のやり方をなるべく学ぼうとは思いましたね。これは、会社の人と特に話したことがないですけど、自分の中に前の会社のやり方っていうのが染みついていたんですね。八葉水産に入ったら商品開発の考え方が私が知ってたやり方と違ったんですよ。最初はギャップを感じました、考え方が違うので。

小林:自分がやってるやり方でぐんぐんやればいいのか、会社のやり方でいいのかはすごい悩んで。でもやっぱり社員になったわけなので会社のやり方に従うとか、疑問を感じたら、社長に相談してみたりとか石森さんに相談してみたりしてました。

小林:とにかく目の前の締め切りとか、「いつまでにこれやっておいて」って言われたのをこなすっていうのが最初のステップで、余裕が出てきたら会社のやり方に注目し始めたり、あとは人間関係っていうか部署を超えてのコミュニケーション取ったりとか。

小林:それこそおにぎり大作戦(※1)の時も全社いろんな人に協力してもらわないといけなかったので、お願いするっていうのはすごく気を遣いましたよね。

本田:なるほど。

本田:当時働いていた時に考えていることと変わったなって思う事とか何かありますか?

小林:八葉水産との関わりで言うと、私今外部の人間なので役に立てることって何かあるのかな、というのは頭の片隅で考えながらいつも本田さんとか清水部長とは話をしているんですけど。うん、そんな感じですかね。あとは本田さんがいつもサクサクやってくれるので。

本田:いやいやいや。小林さんのお話の仕方が上手で助かってます。

小林:いえいえいえ(笑)。めちゃめちゃすごい膨大な文字起こしを(笑)。

本田:それについては楽しくやらせていただいております。
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▲文字起こしのファイル。2万字を超えました。

2)アイディアの出し方

普入:ホームページのレシピとか見ても本当にすごいいろんな種類のがあって、なんでこういう組み合わせを思いつくんだろう、と。レシピ考えるときに、例えば海を見ながら考えるとか、なにかそういうのってあるんですか?

小林:あー、はい。私海すごい好きなんですけど、海を見て思いついたものは今のところなくて…(笑)。

一同:(笑)。

小林:なんていうのかな、三浦さんと同じで日頃から何か考え癖を持っていると思いつきやすくなるんですよ。

小林:ちょっと考えようとしなくても、日頃から「あ、これってこうできているんだ」とか「これとこれを組み合わせるとこういう味になるんだ」とか「こういう見た目になるんだ」っていうストックを入れていくと、アイディアが出やすくなるので。

小林:あとは何でしょう。雑誌とかレシピサイトを見てもいいと思います。雑誌とかレシピサイトっていうのはコンビニの新商品と同じで人気のあるものとか、どちらかというとメジャーなもの、万人受けしそうなものが大体紹介されてたりしているんですよね。

小林:で、八葉水産はすごいマニアックなものを提案しようとはしていないから、なるべくその「作りやすい」とか「材料少ない・簡単」っていうか、手間が少ないっていうことは意識して情報を集めつつ、あとは本田さんとの会話の中で夏だからさっぱりした味がいいですかねとか。

三浦・横尾:へえ~。

小林:そういうのもかなりヒントにしながら、今回はもずくで具沢山サラダにしようかな?とか。本当にふとした瞬間に思い浮かぶときもあります。逆に、むしろめちゃめちゃ集中して机に向かったとしても何も思いつかない時もあるんですよ。
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▲HP掲載レシピの春雨ともずくのヤムウンセン風。
小林:だからどっちかっていうと、例えば軽く何か夕飯作ったりとかお弁当広げてる時とかに「あ!」みたいな。

小林:そんな感じかな?で、思いついたらやっぱり忘れないようにメモする。私は携帯のメモ帳にどんどんメモしてったりとか、手書きに残したりとか色々ですけど。あとは出先で「あ、これおいしそう」と思ったら写真撮っておいたりとかストックしてます。

普入:常にいろんなのを見ているんですね。

小林:そうですね。それこそデザイン事務所の新入社員の時に先輩方ってどんどんアイディアが出て、提案をしていたんです。で、アイディアって尽きないのかな?って思ったことがありました。
「すごいなこの人たち」って思ったんですけど、自分もやるようになって思うのは、いつも違うお客様なのでご要望も違うから違う答えになっていくのが自然。自然にそういう風に何かアイディアが出ていく、ちゃんと向き合えば。そういうものなのかなっていうのは最近感じています。

本田:なるほど…。勉強になりますね。
3)「コミュニケーションの取り方」
横尾:コミュニケーションについて質問が。私東京出身で。

小林:そうなんですね!

横尾:はい。先ほど小林さんがおっしゃっていたみたいに馴染めるのかなっていうのがすごい不安だったっていうのがあったんです。でも八葉水産の人たちは結構家族みたいに話しかけてくださったりとかしていて。
そこで、他の人とコミュニケーションを取る上で、小林さんは何か大事にすることとかってあったりしますか?

小林:あ~…。相談とお願いって別かなと思ってて。「ちょっとこれ悩んでいて…」っていう相談と、例えばおにぎり大作戦(※1)をみんなに協力してもらわなきゃいけない時はお願いだったんですよ。

横尾:うんうん。

小林:もっと言い方を変えるというか、「これはあなたへのお願いなんです。協力いただきたいです」っていう風にコミュニケーションの取り方は意識して変えましたね(笑)。

普入・三浦・横尾・本田:なるほど。

小林:そのお願いをどういう風な言い方にすると、相手が理解しやすいかなとか受け取りやすいかなっていうのは相手によって違うじゃないですか、男性女性もあるし年齢とか部署によっても。相手が受け取りやすそうなタイミングとか言い方っていうのは何となく試行錯誤しながらやりました。

横尾:なるほど。確かに「販売部の人は水曜休みだからチャットはしないでおこう」とか考えますね。

小林:そうですよね。「水曜休みだからチャットはしないでおこう」とか考えますね。

普入・三浦・横尾・本田:うんうん。

小林:それにしても東京から気仙沼へ来て、素晴らしいですね。横尾さんはどうやって八葉水産と出会ったのですか?

横尾:いやもう完全にオンラインです。

小林:へえ~。

横尾:一回説明を石森課長から受けて、その後常務と一次面接して、その後に気仙沼に来て工場見学と最終面接みたいな形でしたね。社員寮を用意してくださっていて。当時「身一つで来ても働けるぐらいの環境は整えるからおいで」みたいな感じでやってくださってすごい助かりました。

小林:慣れました?2年目で。

横尾:2年目でも気仙沼市内いまだにちょっと分からない場所が多くて、カーナビ付けて市役所とかまだ行ったりしてますね。

小林:じゃあ三浦さんおすすめを教えてあげてください。

三浦:おすすめですか…海ですかね。大谷海岸!
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▲大谷海岸。
●これからチャレンジしたいこと
1)実はキッチンの活用案がある・・・
横尾:新本社のキッチンでレシピ動画を撮りたいですね。そういう話はしていたもののまだ全然着手できていないので。

小林:いいですね。そういえばSNS運用はこういう風にしていくとか、社内のやり方はあるんですか?

横尾:いったん何やるかは何となく共有して。

小林:ではその提案の中にキッチンを活用した動画を含めたら、「いいじゃん、やりなよ。」とか(笑)。

横尾:そうなるかもしれないですね。

小林:みんなの力を総動員してやったらいいと思います。一度使ってみないと使い勝手が分からないですよね。

普入:そうですね。

小林:じゃあ私が本社に行ったらぜひみんなで使わせていただきましょう!

普入・三浦・横尾・本田:おぉー!

普入:本当に楽しみにしてます!
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▲噂の本社キッチン。
2)作ってみたい商品
三浦:個人的にホヤを使った商品を作ってみたいと思っていて。気仙沼って「ホヤぼーや」っていうキャラクターがいるようにホヤの知名度が高い印象があるのと、それと海のパイナップルっていう風に言われているのでそれに合わせてパイナップルのフレーバーとかでやったら面白いんじゃないかなって。

小林:確かに。ホヤは三陸でしか獲れないですもんね。せっかくなら乾きものとか酢の物じゃないのを作って欲しいです。試作品のトマトソースにいれるとか。

三浦:あー、合うかもしれないですね。

三浦:新本社のキッチンを使ってぜひ(笑)。

小林:確かにホヤは使いたいですね。八葉水産ってホヤ商品ないですもんね。

本田:ないですねホヤ商品は。初の試みで。

三浦:できるか分からないですけど(笑)。
3)働きやすさとは
普入:私は採用の方で、今までやったことなかったけどやってみようかみたいなのが結構増えてきていて。
今まで現場の方を巻き込んでっていうのがなかったんですけど、大学さん訪問するときに現場で働いている先輩方に一緒についてきてもらって、学生と現場の人と話してもらうというのもやったんです。
すると学生も質問しやすいし、現場の人と直接会えるのでよかったなって。これからまた新しい取り組みとして現場や、周りの人も巻き込んで学生さんと何かやる、みたいなのもやってみたいなと思っています。

小林:確かに。もし自分が応募しようとしている側だったら人事担当の人だけではなくて働いている人に会えたら嬉しいですよね。ぜひそうやってね、いろんな人を巻き込んで楽しいって思えるお仕事どんどん作っていきたいですよね。
まとめ
小林:今回は、働き方について、ゆるっと色々話せましたかね?

本田:そうですね。私も4人それぞれ違う働き方が聞けて良かったです。ありがとうございました。

普入・三浦・横尾・本田:ありがとうございます。
※1:おにぎり大作戦:2014年10月5日(日)にRiaf(詳細はこちらから→気仙沼・リアスフードを食卓に。 (riasfood.jp))が実施したおにぎり大作戦!のこと。詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
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